家賃85ドルって言ってたっけ、ニューヨークの古ーいアパートメント。いーなー、隣人とのつきあいもあり、大家もいて。
独身男の遅い夕食は、冷蔵庫から取り出したアルミ貼ってある皿を、ぱっとすったマッチで火をつけたオープンに放り込んで、出来たら瓶コーラと一緒にテレビの前に陣取り、手元にあるリモコンでチャンネルを回すと、どれも古い映画ばかり。コーヒーは当然インスタントでした。今とあまり変わらないかも。電子レンジがないだけで。
60年代のアメリカって、あんな感じだったのかしら、部屋の中もごてごてしていなくて好感持てます。氷は升目に区切ってある製氷機から取り出してましたね、懐かしい。
ただ、オフィスの風紀があんなに乱れているのは、まさか映画のなかだけでしょうねー、まさかね。
ああいうラスト、おしゃれですね、好きです。
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つい先日、身内の最期を看取ってきたせいか?どうも“ヒトの死”について考えてしまいがちで…気付いたら本作もそんな視点で観返してました。
フラン・キューブリック(シャーリー・マクレーン)の睡眠薬過剰摂取(服毒)に始まり、カミソリの刃(刺傷)、窓の開閉(飛び降り)、自動点火装置がようやく付きだした時代なのか?ガス漏れ(一酸化炭素中毒)、そしてラストの発砲音(銃?)へ
また隣りの医者が、空ビンの量から皮肉交じりに「医研に献体したら?」というセリフからもわかる通り、最近では運転免許証や保険証のウラに記載がある「臓器提供意思表示」なんてまだ無かった時代だったんだな~
今ではその恩恵で助かった命も、この時代はまだまだ…言葉ではわかってるつもりでしたが「脳死」というものも経験しましたし…
シェルドレイク部長(フレッド・マクマレイ)との最初の契約の際、部屋の鍵と「ザ・ミュージック・マン」なるミュージカルコメディのチケットを交換で渡され、フランを誘うがすっぽかされ、挙げ句に会場前で待ちぼうけをくらうシーンがありますよね?
それは多分、ブロードウェイミュージカルでしょう。
本作の3年後の1963年には、モートン・ダコスタ監督、ロバート・プレストン&シャーリー・ジョーンズ主演で映画化されています。
その年のアカデミー作品賞を含む主要部門にノミネートされた作品なのに、未だ日本未公開だしビデオ化もされていません。
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大会社の重役が女子社員に手を出したりクビにしたりと、今の社会では考えられない設定ですが、50年も前だと当たり前だったのでしょう。男性には良い時代?だったのでしょうかね。
それにしても、男が浮気をするのが当然のようなアメリカの社会は、乱れていたのでしょうね。
ハッピーエンドで良かったです。
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20代で見た時と50代の今見たのでは、感じが違いました。
歳を取るだけでも経験値が上がってるのかな?
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先週横浜で観て感動して帰ってきたら、昨日テレビでやってました。
しかし、全然違う映画に見えるくらいテレビ放映版は薄暗い画面でビックリ。
やっぱり映画はスクリーンで観るべきものですね。
昔の映画は特にスクリーン向けに作ってるわけだから、テレビだと魅力も半減するのかも。
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