解説
タイムパラドックスをテーマとしたSF青春ドラマの金字塔。ダイナミックな設定と張り巡らされた伏線の精妙さで、公開から四半世紀経った現在でもまったく色あせない。アカデミー賞音響効果編集賞を受賞。
物語
風変わりな科学者ブラウン博士(C・ロイド)は、車を改造してタイムマシンを作ることに成功する。そして、博士の友人である高校生マーティ(M・J・フォックス)は、トラブルにより30年前の1955年にタイムスリップしてしまう。なんとか元の時代へ戻ろうと奔走するマーティだが、あろうことか若き自分の母親に惚れられてしまう。早く父とくっつけないと、自分という存在が消え失せてしまう。マーティはうだつのあがらない若かりし頃の父をけしかけ、母とくっつけようと焦るが……。
こぼれ話
CGの発達していない時代の作品であり、タイムスリップものならではの苦労もうかがえる。特に、マーティの母ロレインを演じた当時23歳のリー・トンプソンは、47歳の母親役を演じるために3時間に及ぶ特殊メイクを施したという。