解説
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ3部作の完結篇。前作のラストでデロリアンと共に消えたドク(クリストファー・ロイド)を追ってマーティ(マイケル・J・フォックス)は西部開拓時代へ跳ぶ。1885年のヒル・バレーで繰り広げられるストーリーは、往年の西部劇などへのオマージュやリスペクトに溢れている。メアリー・スティーンバージェンが、ドクと恋に落ちる新任女教師クララを印象深く演じている。
物語
1955年のダンスパーティの夜、タイムマシン/デロリアンはドク(C・ロイド)だけを乗せたままいずこかへ消えた。残されたマーティ(M・J・フォックス)は、ドクから送られた過去からの手紙を手掛かりに、鉱山跡からデロリアンを見つけ出す。1885年の西部開拓時代に跳んだマーティは、インディアンや熊の襲撃に遭うが、自分の祖先シェイマスと妻マギーに助けられ、彼らの協力でドクとの再会を果たす。だが、街は宿敵ビフの先祖・ビュフォード一家が牛耳っていた。
こぼれ話
劇中で開拓時代に跳んだマーティが「クリント・イーストウッド」と名乗ったり、ビューフォート一家との対決ではお腹に煙突の蓋をくくりつけていたりと、本作はクリント・イーストウッド主演の『荒野の用心棒』へのオマージュとなっている。実はPART2で、マーティがビフの元に行った時に、ビフが見ていたのが『荒野の用心棒』で、その場で流れていたのがポンチョの下に鉄板を仕込んでいるシーンだった。