光と色が感情をほどよく演出しているように感じられる作品。 - 「バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版」

  • 1. 光と色が感情をほどよく演出しているように感じられる作品。
    名前:おっとさん 投稿日:2018/02/17 18:30:31
  • 冒頭からドイツ人夫妻のとてもギスギスした感じが伝わってきて、ジャスミンの最初の表情が本当にヤな感じだった。この場面のカットの多さやアングルも、その感情を増幅させる効果があったように思う。
    この女性はどうなるのかと思わせたあと、舞台となるカフェの描写に移る。魔法瓶が面白い形でつなぎ役となっていた。
    カフェに現れた疲れ切った表情のジャスミン。多忙な日常を過ごしていたブレンダの生活に少しずつ変化が起きていく様子が、実に自然に進んでいく。
    心の変化とともに表情も魅力的になっていく様子が、素晴らしく表現されていた。特に、カフェの周辺に居る人たちと心を通わせていくようすが、ジャスミンの美しさを内面的にも伝え、際立たせる演出だった。
    身近な人への人間味のある優しさの積み重ねが信頼を生み出す、ということを感じさせられた。さらに、環境が変わることで自分らしさがうまく出せる場合があるんだよなぁ、と思い直した。観終わってから、ジャスミンの夫はどうなったのだろうか? と考えてしまった。このとき、自分の妻の良さも思い直さなければ、と反省した。
    また、所々で空や遠景の場面などで、淡い2色が微妙にフィルタリングされていて、感情の微妙さを下支えしているようだった。この、色の選択が凄いと思った。
    ジャスミンとブレンダが互いに「ミス〜」と呼び合いはじめるシーンがあるが、この台詞によって夫に出て行かれた(?)者同士の友情が芽生えているのをパッと感じさせるのがとても良かった。台詞の力を感じた。

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