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理不尽に傷つけられた心と傷つきやすく壊れやすい心が紡ぎ出す愛情のかたちが描かれています。 1 2018/11/08 10:48:39
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理不尽に傷つけられた心と傷つきやすく壊れやすい心が紡ぎ出す愛情のかたちが描かれています。

理不尽に傷つけられた心と傷つきやすく壊れやすい心が紡ぎ出す愛情のかたちが描かれています。

複雑な事情を持ったソフィーとネイサン。物語が進む中で事情が少しずつ明かされていく。二人の振る舞いの背景を知るにつれ、その振る舞い自体が大変に痛ましく思えてくる。スティンゴの視点で二人の事情を知っていく物語の構造が、エンディングの感情をより深く受け止めさせる。
まず、エピソードが重ねられるなかで心魅かれていくのが、ネイサンの「天才」といわれた特性と人としての純粋さ。並行して、ソフィーのこれまでの凄まじい体験を知らされ胸が詰まる。特に収容所での体験の告白以降、ソフィの心の闇の部分が段階を追うように明かされ、そのたびに心が揺さぶられた。
ネイサンに対してソフィーが、「この人のために生きることにした」理由を理解したくて、途中から、何故だろうと考えながら見ていた。ソフィーの最後の「選択」の直前になって、その決定的な理由の重みを自分なりにつかめたように思う。そのおかげでエンドロールが始まったとき、ソフィーとネイサンの悲しくも美しい最後の姿を自然に受け入れられる自分がいた。
でも、しばらく経ってかんがえてみると、現実の世界で、このような最期があったのなら、そこに美しさを感じることは難しいだろう。痛ましい姿であってほしくないという願望(愛情)が、最後の姿をより美しいものとして感じさせたのかもしれない。
二人に共通するのは、心の純粋さから発する人としての誠実さ、生き方に対する素直さだったと思う。
この映画が表現している感情や人の心の在りようが、とても好きになった。何故だか上手く言えない。恐らくは、観る人の、人を愛する心に触れてくる力をもつ映画だからなのかもしれない。

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