二人の記者の不正に立ち向かう情熱が、周りの人たちを動かしていく。 - 「大統領の陰謀」

  • 1. 二人の記者の不正に立ち向かう情熱が、周りの人たちを動かしていく。
    名前:おっとさん 投稿日:2019/03/21 14:34:09
  • 「この国で批判するには明確な根拠が必要」
    読者に、説得力があり、責任ある記事をつくりあげる苦労が、その心理面からも描かれていて、物事に対する本質的な理解の大切さを振り返ることのできた作品だった。
    正しさを見抜こうとする、ウッドワード記者の姿勢を最初に感じた場面が、先輩のバーンスタイン記者に勝手に推敲された記事を読んだあと、その推敲を認めたところ。良いものは良い、と素直に認める姿勢は、いい仕事をする人に共通するところだろうと思う。
    作品半ばで、二人による事件の記事が世間の批判を受け、新聞社としての態度を迫られた場面。上司の決定した声明のメモ「この記事を支持する」という言葉が心地良かった。
    また、後半、自分たちが暴こうとしていた陰謀が、物凄く大きな相手によって行われていたことに気づくいた場面が、最も緊張した。命に及ぶかもしれないという状況になった時に、窮すれば通ずという、人の心を動かす力が湧いて出るのだと感じた。

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