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カズオ・イシグロ作品の抑えられた表現が生かされている映画です。 1 2019/01/06 15:41:22
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カズオ・イシグロ作品の抑えられた表現が生かされている映画です。

カズオ・イシグロ作品の抑えられた表現が生かされている映画です。

カズオ・イシグロ作品のとおり、「抑えた表現」の妙で微妙な感情を伝える作品となっていた。
はじめに、執事としての仕事を究めゆくスティーブンスの仕事ぶりが具体的に表現されていく。そのなかで、彼の父に対する尊敬と感情が、微妙なバランスのをもって伝わってきた。ここで、僅かであるがスティーブンスの人間味を感じていたからこそ、後半のケントンとのやりとりにみられる抑えた態度に秘められた感情(愛情か?)についてかなり気になることとなった。
求婚されたことを告白したケントンに対する態度や、再会後のバス停での別れの場面での、つないだ手の離しかたや態度に、執事の姿勢として、生き方にまでかけられたバイアスを感じた。ここまで執事であることに徹する姿勢にその生きざまを感じつつも、かすかに感情を感じ、救われた気がした。
印象に残った台詞は、ケントンがスティーブンスと再会した時、ダーリントン邸を辞めた当時の気持ちを告白した後の言葉。「娘ができて夫を愛していることに気づいた」「自分がいないと生きていけない人なの」というところ。いろんな愛情の形があることを改めて感じさせてくれた。
作品自体とは直接関係ないが、議員を演じていたクリストファー・リーヴ(わたしの世代ではスーパーマン)について、このころ、顔つきに味が出てきていただけに、高齢になったクリストファー・リーヴが見たかったなあと、彼が登場するたび思いました。亡くなったころ、もったいなくて悲しくて、残念だった気持ちを思い出しました。

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