老舗の造り酒屋一家の悲喜こもごもを軽妙に綴った小津の名人芸
上映日程:2週上映 グループA2024/06/21(金)~2024/07/04(木) グループB2024/06/07(金)~2024/06/20(木)
かな | こはやがわけのあき |
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製作国 | 日本 |
ジャンル | ドラマ |
製作年 | 1961年 |
カラー | カラー |
スクリーンサイズ | スタンダード |
上映時間 | 103分 |
監督 | 小津安二郎 |
出演者 | 中村鴈治郎 原 節子 司 葉子 新珠三千代 小林桂樹 森繁久彌 |
受賞歴 | -- |
映倫区分 | G ※ |
備考 | 4K |
老舗の造り酒屋一家に起こる悲喜こもごもを、小津安二郎監督が名人芸とでも言うべき軽妙なタッチで綴った一作。小津は、前作『秋日和』(60)で東宝専属の司葉子に出演してもらった代わりにこの作品を引き受け、東宝で撮った唯一の作品となった。主演は『浮草』(59)に続く中村鴈治郎。森繁久彌ら当時の東宝人気スター総出演も楽しい。
関西にある老舗の造り酒屋の老主人・万兵衛(中村鴈治郎)は65才になり、今は経営を長女・文子(新珠三千代)とその婿・久夫(小林桂樹)に任せて隠居の身。画廊に勤める亡くなった長男の嫁・秋子(原節子)と次女・紀子(司葉子)の行く末が悩みの種だった。ある日、万兵衛の様子がおかしいことに気付いた娘夫婦が心配して調べてみると、万兵衛が昔の妾(ルビ:めかけ)つね(浪花千栄子)とよりを戻していたことが分かった。
松竹の専属だった小津監督を招くにあたり、東宝はカメラマンと照明技師に自社を代表するスタッフを揃えた。撮影の中井朝一(1901~88)は、『生きる』(52)、『七人の侍』(54)など数々の黒澤明作品を担当。照明の石井長四郎(1918~83)も黒澤作品をはじめ、小津監督も高く評価した成瀬巳喜男監督の『浮雲』(55)など多くの名作を手掛けていた。美術は、過去に『宗方姉妹』(50)と『浮草』(59)で小津監督と組んだ大映の美術監督、下河原友雄が担当した。
上映開始時間は午前10時以外の場合がございます。また、上映スケジュールの変更・休止などがある場合がございます。上映開始時間と料金は各劇場に確認をお願いします。
※G:年齢にかかわらずどなたでもご覧になれます。
※PG12:12歳未満(小学生以下)の方は、親又は保護者の助言・指導が必要です。
※R15+:15歳以上の方がご覧になれます。
※R18+:18歳以上の方がご覧になれます。