作品詳細

解説

『グッドフェローズ』(90)の原作・脚本を手掛けたニコラス・ピレッジによる原作を、再度スコセッシ監督×デ・ニーロ主演×ジョー・ペシ共演で映画化したクライム・ドラマ。70年代ラスベガスを舞台に、華やかな街の裏側で生きる欲に憑かれた悪党たちの人間模様を描く。シャロン・ストーンは、ゴールデングローブ賞・主演女優賞を受賞。

物語

1973年、シカゴ・マフィアからラスベガスに派遣されたサム・“エース”・ロススティーン(ロバート・デ・ニーロ)は、カジノ「タンジール」のマネージャーとして辣腕ぶりを発揮し、莫大な利益を上げていた。一目惚れした元娼婦のジンジャー(シャロン・ストーン)と結婚し、私生活も順風満帆に見えたが、サムのボディガードとしてやって来た幼なじみの相棒ニッキー(ジョー・ペシ)が働く悪行の数々が、カジノ経営にも悪影響を及ぼし始めていた。

こぼれ話

タイトル・シークエンスを手掛けたのは、エレイン・バスとソウル・バス夫妻。ソウル・バス(1920～96)はヒッチコックの『めまい』(58)、『サイコ』(60)、キューブリックの『スパルタカス』(60)、フランケンハイマーの『グラン・プリ』(66)などで名高いグラフィック＆タイトルデザイナー。晩年は妻とともにスコセッシ監督の『グッドフェローズ』(90)、『ケープ・フィアー』(91)、『エイジ・オブ・イノセンス／汚れなき情事』(93)、そして本作を共作した。